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リハビリテーション

リハビリテーションとは

リハビリテーション(Rehabilitation)はre(再び、戻る)とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っている言葉です。病気や加齢など様々な原因によって生じた心身の障害に対して、障害前の状態に戻れる(機能回復)練習を行うことと思われがちですが、障害を治すことだけでなく、障害がありながらも地域社会でその人らしい生活が送れるよう支援すること、「人間らしく生きる権利の回復」「自分らしく生きること」を支援することが重要なリハビリテーションになります。

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅰ)
  • 呼吸器リハビリテーション料
  • 運動器リハビリテーション(Ⅰ)
  • リハビリテーション医学会研修施設
  • PT・OT・ST実習施設

回復期リハビリテーション病棟

平成14年に三河で最初に開設しました。この回復期リハビリテーション病棟とは「ADL向上による寝たきり防止と家庭復帰」とした目的が明確にされており、急性期治療を終えた患者様対して、集中的にリハビリテーションを受けていただく病棟です。

当院の回復期リハビリテーション病棟(55床)は、リハビリテーション専門医、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護師、ソーシャルワーカー、介護ヘルパーなど多職種により患者様のチームを構成し、患者様ご家族を支援する体制を整備しています。 リハビリテーションは365日提供しており、患者様1人に毎日3時間のリハビリテーションを受けていただけるようスタッフを配置し、ADL、QOLの改善、1日でも早い在宅復帰を支援します。 急性期病院とは地域連携パスによりシームレスなリハビリテーションが提供できるよう連携しており、当院では常に退院後の生活を見据え、機能回復のみならず在宅での生活能力や生活環境を念頭に入院治療を計画し、退院後の介護保険サービスとの連携を強化させています。

回復期リハビリテーション病棟をご利用いただける方

  1. 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後若しくは手術後2か月以内の状態又は義肢装着訓練を要する状態
    入院期間 150日
  2. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の骨折又は2肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
    入院期間 90日
  3. 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後2か月以内の状態
    入院期間 90日
  4. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節若しくは膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後1か月以内の状態
    入院期間 60日
  5. 股関節又は膝関節の置換術後1か月以内の状態
    入院期間 90日

リハビリテーション医療の状況

2019年度スタッフ
理学療法士・・・42名 作業療法士・・・18名 言語聴覚士・・・8名 助手・・・2名
2018年度診療実績
※入院期間・・・63.04日

平成22年度から回復期リハビリテーション病棟では365日のリハビリテーションの提供を開始し、それを継続しています。 また、約85%という高い在宅復帰率でありましたが、更に一人でも多くの患者さまが在宅復帰できるようスタッフ一丸となって29年も質の高い「まごころ医療」「まごころサービス」の提供に努めていきたいと思います。


理学療法(Physical Therapy:PT)

運動療法によって身体機能の改善を図ります。 運動療法には関節可動域の増大、筋力の増強、麻痺を回復させる神経生理学的運動練習などの他に、寝返り・起き上がり・起立・歩行などの練習・指導を行います。

部分免荷トレッドミル歩行練習装置

トレッドミルとは、流れるベルトの上を歩行するリハビリテーション機器です。スピードを調整しながら歩行することができるので、患者さまの能力に合わせて歩行練習を行うことができます。
部分免荷トレッドミル歩行練習は、トレッドミル上で免荷装置によって身体を支えながら歩行練習を行うもので、近年、脳血管障害や脊髄損傷患者の歩行障害に対する新しいリハビリテーションとして注目を集めています。
ハーネスを装着し免荷装置で体重の部分的に免荷するので、自ら体を支えることができない患者さまでも、早期から歩行練習を行うことができます。さらに理学療法士が介助しながら、免荷量と歩行スピードを適切に調整することにより、効率的な歩行練習が可能になります。
また、当院に導入した免荷装置は、全長10mの専用レールに設置しているので、平地の歩行練習でも活用することができます。トレッドミル上で得られた効果を平地の歩行練習に反映させるとともに、転倒の危険が少なく安全な歩行練習ができます。

作業療法(Occupational Therapy:OT)

作業活動を通じて心・身機能の回復を図り、日常生活の諸動作の自立を指導し、各種作業を応用して職業前評価・指導と趣味娯楽の開発・指導を行い、さらに精神疾患に対して各種作業を用いて精神的作業療法を行います。
カナダ作業遂行測定(COPM:Canadian Occupational performance Measure)を取り入れ、患者様の認識の経時的変化を確認し、遂行度、満足度を共有しています。

言語聴覚療法(Speech-Language-Hearing Therapy:ST)

言語概念の障害である失語症と言語発達遅滞、麻痺性構音障害、吃音、難聴の言語障害などに言語治療を行います。飲み込みが上手にできない(摂食・嚥下障害)方には嚥下練習を行います。

摂食・嚥下障害とは

脳卒中、認知症、脳腫瘍など脳に原因がある方、加齢など様々な原因で食べ物が通る道(口からのど、食道など)が上手に動かなくなることがあります。
食べ物を認識→口に運ぶ→かんで塊にする→口の奥・のどへ運ぶ→飲み込む→のどから食道へ運ぶ→胃へ  この過程のどこかがうまくいかなくなることを摂食・嚥下障害といいます。
当院では、摂食・嚥下障害の可能性のある方を診察し、嚥下の様々な評価を行っています。
評価は医師による診察、言語聴覚士による評価(水飲みテストほか)、食事観察、嚥下造影検査、嚥下内視鏡などを行います。
それに基づき、より安全に食べて頂けるように、食べる際の姿勢、食べ方、介助の仕方、調理の工夫、嚥下のリハビリテーションを行っています。
嚥下造影検査は、レントゲン室でバリウムを入れた水分や食べ物を少しずつ食べて頂き、その様子をレントゲンのビデオで撮影します。実際にかんで飲み込む様子、食道に入るか間違って気管支の方へ入っていないかなどみることができます。検査時間は10分程度、検査前食事制限もなく、外来でも行える検査です。
嚥下内視鏡検査は、スプレーの麻酔薬で鼻腔粘膜を麻酔した後、胃の内視鏡よりもずっと細い喉頭ファイバーを鼻から挿入し、声を出したり、牛乳や食べ物を食べて頂きその過程をビデオ録画します。声を出す声帯や喉周辺の動き、嚥下後の食べ物の引っ掛かりなどを直接観察します。検査は10分程度、食事制限なく、外来でも行えます。

 


訪問リハビリテーション

訪問リハビリテーションとは

在宅で療養を行なっており、疾病・傷病のために通院してリハビリテーションを受けることが困難な方に対して、患者様の症状・家屋構造・介助力を考慮しなが ら、リハビリテーションの専門家(理学療法士・作業療法士)が在宅を訪問し実際の生活の場で行なうことができる訓練法や介助の仕方や環境整備など、リハビ リテーションの観点から療養上必要な指導を行なうことです。

対象者

ご家庭で療養され、かかりつけ医師が訪問リハビリテーションを必要と認めた方。

サービス開始までの流れ

  1. 担当のケアマネージャーにお問合せください。
    ※担当ケアマネージャーがいない場合、ご紹介することもできます。
  2. かかりつけ医の同意を得てください。
    ※当病院へ「診療情報提供書」をご提示ください。
  3. 宇野病院を受診してください。
    ※当院医師が「訪問リハビリテーション指示書」を作成します。
  4. 当院スタッフが訪問リハビリテーションの契約に居住元を訪問します。
    ※重要事項の説明、契約の手続きを行います。
  5. リハビリテーション計画書を作成・説明します。
    ※リハビリテーションの計画を確認していただきます。
  6. 訪問リハビリテーションを開始します。

現在行なっている主なリハビリの内容

1.身体的アプローチ

動きづらい・動かしづらくなった体に少しでも楽な姿勢・楽な体の使い方ができるように筋肉をほぐしたり、関節の運動を行ないます。また、起き上がりや立ち上がり、歩行などの実際の場面でより安定した動作が行なえるように、そのポイントを分かりやすく指導致します。

2.日常生活動作

食事・排泄・更衣・入浴の各動作及びコミュニケーションの取り方など、患者様だけではなく、ご家族に対しても動作方法や介助方法を具体的に指導致します。

3.住宅環境の整備

手すりの位置や段差への対応、杖などの福祉用具選択への助言も行ないます。

4.心理的サポート

患者様に意欲低下を引き起こさせないように、気晴らし訓練、生きがい作りへと結び付けられたらと考えています。また、ご家族の方には介護による身体的・精神的な負担や時間の拘束、経済的負担など抱えている問題を軽減できるよう援助・助言致します。

5.ホームプログラムの指導

患者様自身、またはご家族の方と一緒にできる簡単な運動や体の使い方を指導致します。

現在の実施地域

竜美町・赤渋町・矢作町・井田町・本宿町・吹矢町・土井町・栄町・上地町・渡町 等

※医師の指示に基づいた訪問リハビリテーションの計画により行ないます。



関連施設
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