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肺ドックのご案内


マルチスライスCTによる肺癌検診が、短時間で簡単に

癌による死亡率の年次推移をみると、男性では、1950年代から上昇しており、肺癌の病期と生存率の関係をみると、ステージⅠ(早期癌)に関しては、5年生存率が65%、ステージⅡでは43%、ステージⅥ(末期癌)になると、7.5%に減少します。(日本人間ドック学会の資料より抜粋)

早期の段階で肺癌を発見することができれば、死亡率の減少効果が期待できるため、より描出能の高い医療機器の導入が必要となります。従来の胸部単純X線写真とCT装置を比べますと、CT装置は縦隔病巣描出能(特に胸部単純写真で椎体と重なっている病巣の描出)に優れているため、以前から肺癌健診への期待をされていましたが、検査に要する時間やコストがかかる上、放射線被曝量が多いという問題があります。
しかし、マルチスライスCT装置の出現により、検査時間の短縮や被曝量の低減化が図られたことで、肺癌健診にマルチスライスCT装置が導入されはじめるようになりました。

当院に於いても、2011年からマルチスライスCTによる肺癌健診(肺ドック)を施行させていただいておりますが、より多くの方にご理解して頂き、広く利用して頂きたいと思っております。


キャノンメディカルシステムズ社製
Aquilion PRIME SP マルチスライスCT(80列)

マルチスライスCT(80列)について

広範囲にわたる部位を短時間で撮影することができ、 目的部位を一回の呼吸停止の間に撮影できるため、位置ズレなどなく小さな病変なども的確にとらえ、早期診断にも有効です。胸部単純X線写真ではわかりづらい肋骨の内側に沿った部位や心臓の裏側、背中側などの部位、血管と骨の重なりによる偽合成異常影などの確定診断にも有効です。

症例のように胸部正面X線写真上では病変部は縦隔(動脈など)と重なり全体像を指摘しにくいですが、マルチスライスCT装置にて検査施行すると病変部が容易に指摘できます。よって早期に病変が発見でき、肺生検などを行い確定診断、的確な治療や処置が行えます。

喀痰細胞診について

喀痰検査は痰の中にどのような病的な成分が含まれているかを調べるもので、呼吸器の行基を調べる為に不可欠な検査になっています。肺がんは、痰の中にがん細胞が排出されることも多く、そのため肺がんの診断の一つとして喀痰細胞診が行われます。


以下の項目にあてはまる方は肺ドック検診を受けましょう。

注)早期病変の方は無症状なことが多いです。
検査内容検査料金
肺CT12,100円(税込)
胸部X線2,200円(税込)
喀痰細胞診2,200円(税込)
別途文書料[単独検査のみ]2,200円(税込)

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