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先日 九重親方が膵臓癌で亡くなられたニュースが報道されていました。

自分は特に熱烈な相撲ファンではありませんが 小学生だった頃、千代の富士だけは大好きでそこだけはTVで見ていた記憶があり、小さな体で勝利を重ねる姿にとても憧れていたのを覚えています。
その親方の命を奪った膵臓癌は、卵巣癌とならんでサイレントキラーなんて呼ばれたりもするちょっと厄介者で、他の部位の癌では死亡数は減少しているにもかかわらず 膵臓だけは増加傾向と報告されておりその原因は病気の治療には必至である早期発見が困難であることです。
初期症状の報告では腹痛・黄疸・背部痛・糖尿病の悪化・食欲不振・体重減少などがあげられます。
また検査方法は、超音波検査(エコー)・CT・MRI・腫瘍マーカーなどがありますが、当院で今春稼動を始めたMRI装置にて、膵臓・胆嚢の検査であるMRCPという検査で膵臓の中を通っている膵管などを鮮明に撮影する事が可能です。
膵臓に異常があるとこの膵管が拡張しますので膵臓癌の検査にはとても有効的です。

MRCP 3D画像

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 T2WI 脂肪抑制 横断像(息止め撮影)

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こんな画像を撮像できます。
当院の 最新鋭 シーメンス社製 1.5T MRI装置です。

MRI

検査時間も20分程度で、MRIなので被爆もなく苦痛も少なく検査ができます。
上記の様な症状があったら後手にせず 医師にご相談ください。

最後に 幼少期からのファンであった一人として、九重親方のご冥福をお祈りいたします。

放射線科

 

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